医療事務の仕事内容

通信教育の宣伝などで「医療事務の資格を取ろう」といったことをよく見かけます。医療事務と言うのはどのような仕事なのでしょうか。

 

直感的にはその名の通り、医療に関する事務職と言うことになります。病院の受付に座っている人が医療事務をやっている人と考えて間違いありません。服装からして看護士ではないことがわかるでしょう。

 

医師や看護師がしない仕事を全部するといった方がわかりやすいかもしれません。受付をして、保険証の確認、診察券の作成、カルテの保管や取り出しなどがあります。そして重要なものが会計のための料金計算です。

 

病院で支払う時の明細書のことを正式には診療報酬明細書と言います。通称レセプトと言うものです。これはその人の診療や検査などに掛かった費用を計算して、保険を考慮して請求額を決定するものです。

 

この仕事には専門的な知識が必要となります。医療事務の資格と言う時にはこのレセプトを作成する技能のことを呼ぶことが多いようです。医療の内容によってレセプトの作成方法が異なったりしますから、その知識を持っておくことが大事なのです。

 

ようするにそれ以外の仕事は普通の店の受付と変わりないということです。新しく就職した人などに、いきなりレセプトの作成をさせる病院はないと思います。計算間違いなどがあったら大変だからです。

 

受付業務で慣れてきたところで段々と仕事の幅を増やしていきましょう。もちろん、医療事務の資格を持っているということであれば、最初からレセプト作成を依頼されることもあるでしょう。それだけ資格が有効と言うことです。